アリさんの話です。
クジラです。
働きアリの話です。
働きアリは、その生涯を食べるものを探しに当てのない旅にでたり、自分たちのコミュニティを整えるためなどに尽くしています。
童話アリとキリギリスでは、アリは、厳しい冬に備えて、毎日毎日勤勉に勤める、まさにサラリーマンの鑑であるかのようです。
対照的にキリギリスは日がな一日、のんびりと過ごし、最終的には食べるに困ってしまいます。
ふと、会社なり、国なり、働きアリに働かせているトップって、働きアリには自分の置かれている境遇やら、状況についてとか、なるべく教えないで、いこうとしているのではないですか。と思ったのよ。
余計な知識をつけられて、給料を上げろと騒がれても面倒ですし、働かなくなったら困る。
バカでいいので、目の前にある仕事を文句を言わずにやってろと。
安月給でこき使う気マンマンなんじゃないですか。
くたびれて、果てるまでこき使って、稼いだお金は生活するのと、多少の憂さを晴らすのに使うようにして。
そうすれば、お金は循環して経済的なサイクルも循環するでしょう。
爪の先に火をともすようにして、お金を貯めてもサラリーマンは思うほどたまらないですし、効率も実際悪い。
思えば、老齢年金も、定年でリタイアして、何も備えていないと生活に困る状況です。
でも、そもそも必死こいて働いても、お金は貯まりにくいし、国は貯めないで使えと促しているでしょう。
でも、老後の生活は各々自助努力をして、備えろと。
金融リテラシーを高めるどころか、税金やらなんやらでこっそりとバレないように収入を削っていきます。
まさに、生かさず、殺さず。
ところで、働きアリってそのすべてが同じレベルで勤勉では実はないらしいです。
一部は勤勉に勤め、有能に働いているけど、多くはウロウロしているばかりで実益にかけるらしい。
まあ、これは見ている側の勝手な判断ですけどもね?
普通のサラリーマンなんかでも、きっと同じ。
一部はスゴク頑張っているし、それ以外のサラリーマンは大して会社の役にも立っていない。
大して役に立たない奴でも手駒はないと実際困るし、いないよりはマシ。
って、会社の偉い人からは見られている。
世界を上から、俯瞰してみたら、きっとそんな感じよ。
で、超勤勉なサラリーマンAさんも、クソの役にも立たないと思われているサラリーマンBさんも、だいたい給料は同じ。
勤勉に勤めて、努力を重ねて会社のトップに上り詰める人とかって殆どいないでしょう。
まして、努力の分だけ報われる社会でも、ないですし。
だから、真面目なサラリーマンAさんでももちろんいいんだけど、会社に尽くして終わるだけの人生になりかねない。
ならば、役立たずと思われていても、地味に会社だけに頼らず、社会の仕組み、についてを上から世界の仕組みを見るべく、視線を変えた生き方をしていかないといけないのです。
童話アリとキリギリスって、アリさんが困ったキリギリスを助けてあげてどうもさーせんみたいなあらすじかと思っていたけど、原作ではアリさんは冬に生きるに困ったキリギリスを見殺しにしたっていう話なのね。
残酷、とも思えるけれども、同じようなことが、これまでも、これからも日本の社会では続くんじゃないかと思うのよ。
だから、自分からどの立場になりたいかはイメージしながら進まないとマズいです。
ジリ貧になります。
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