ナースの米国株式投資

30代の看護師。兼、米国株式投資しています。

病院は営利目的、ビジネスの現場

クジラです。

クジラの勤めている病院では福利厚生の一環として、病院に自分が受診した場合に会計で支払った代金を還付してくれるサービスがあります。

(病院勤務ではこんな感じの福利厚生サービスがよくあるようです。)

 

他に、希望があれば、歯科検診をタダでしてくれます。

で、治療が必要であれば歯科に受診して治療をしてくれる。

(上記のように申請すれば支払った代金を還付してくれるので、お財布に響くことはないのです。)

 

前々から、なんで、こんなサービスしてるんだろう?と思ってました。

職員の健康状態がどうであるか、自動的に把握できるから?(前よりは厳しく個人情報が管理されていますが、職員であれば電子カルテにアクセスできます。患者の名前、IDで、いつ、何の外来をどんな症状があって、どんな治療をした、など、見ることができてしまいます。それで、『○○病棟の○○さん、調子が悪いみたい。』なーんて、チェックできるから?

 

そんなくだらない、理由でなさそうだと、

最近ふと、病院は、いろんな意味でビジネスの現場なんだわと、気付きました。

 

外来を受診して、会計で支払うのは健康保険が適応されて通常大人は3割負担ですよね。

 

病院で3割分支払って、残りの6割はちゃーんと病院に健康保険からお金が入るのです。

 

つまり、うちの病院で受診すれば自己負担分の3割は病院が出してあげましょう。

残りの6割はきっちり病院の収入としていただきますんで★

 

と、ウィンウィンの構図ができていたのです。

 

同時に、うちの病院がここ数年健康ドッグに力を入れている様子であること、企業にうちの病院で検診の提携をしませんかみたいなものに力を入れているのも目に入ります。

 

ドッグには専用の検査着があり、一般の外来患者とは違う、落ち着いたラウンジが用意されています。やわらかいゆったりとしたソファで大型のTVを観たり、用意された雑誌を手に取り、検査までの時間を過ごしています。待ち時間は最短で。

 

飲食に関わる検査が終わればセルフの無料ドリンクサービスがあります。

 

自宅へ戻り、半月程度で結果が出ます。希望により結果は郵送。問題があれば

医師からきちんとした結果の説明と、今後の治療等について相談の場が設けられます。

 

今後の治療等、、つまり、病気などを見つけたとすればそこから病院の収入への活路が見いだせるのです。

 

もちろん本人(ここからはうちの患者さんですね、お客さんですね)が他所での治療を希望すれば他所宛の紹介状など検査データとともに書いてくれます。有料で。

なので、まるっとうちの病院がかかりつけになるかは確定ではないです。でも普段病院に通院などしていない人が、特別あてもない場合はドッグや検診の印象さえよければ割合に高い確率で、かかりつけとして通院を始めるのです。

 

もちろん、ドッグや検診に関わる、医師、検査技師、看護師などが目をお金マークにして見ているわけではありませんが。