ゲノム編集ベビーって、神の領域
クジラです。
ここしばらくわたくしのスマホに有料動画サイトの利用料金架空請求やら、自称モデル女性さんやらからのお誘いメール(笑)が来る。
いや、クジラは性別的には女性のハズなんだけどな。。
さて、中国の研究者から、HIVの感染により苦しむ人々が多くいるのをどうにかしたいとの目的で遺伝子操作による双子の女児が生まれたことが話題になっています。
HIVウイルスにかかった夫とかかっていない奥さんから精子と、卵子を取り出し、体外受精をしました。
その際に受精卵にHIVに感染しにくいように遺伝子操作を施して母体に戻し、結果双子の女児が生まれたということです。
HIVに感染しにくいよう遺伝子操作が済んだ女児が誕生した。
そもそも体外受精で、そのまま奥さんの体内に受精卵を戻すだけならね、HIVは受精卵には影響しないハズ。なんです。
つまり、今回の実験(もう実験と表記)は
①体外受精で、受精卵を作り、母体に戻す。(これは不妊治療でまあ、普通にやってること。だから問題ではない)
②遺伝子操作をした。その承知の上でいわゆるゲノム編集ベビーを誕生させた。
の、②がもうこれ、多分世界各国が技術はあるけど、公にやってはいけないって倫理の元に足踏みしていたところ。
それを、中国がHIVがほにゃらら、とかいって躊躇なくやってのけたっていうことです。
なので、今回のゲノム編集ベビーが誕生した目的って、HIVの感染により苦しむ人々が多くいるのをどうにかしたいとの建前とは全然一致しない!
中国が禁忌の領域に足を突っ込んだだけ!なのです。。
※ゲノム編集の課題って大きく4つに分けられる。
①遺伝子による格差が個人差につながる恐れ
→美形でスタイル抜群のデザイナーベビーが誕生可能。後、病気にならないとか。
②人が人の遺伝子を操作していいのか(倫理)
→そのまんま、神の領域なので、各国が躊躇してた。水面下ではどうかわからないけれど。
③今後の異常の可能性が未知数
→ゲノム編集ベビーの未来に何が起こるかわからない。ハタチを過ぎて突然原因不明で、とかなったりしても、きっと実験結果として残されるだけ。ベビーの一生に責任を負うものはきっといない。
④まだ、各国ともルールが出来ていない。
→日本ではゲノム編集した受精卵を子宮に戻すことは来年4月には禁止される予定。決まっていないからこそ各自が倫理やらの面で躊躇していた。
などです。
納豆やお豆腐のパッケージにこの商品には遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。とかって書いてあるでしょう。
まあ、大体の人は遺伝子組み換え食品て、使っていないものがあるならそっちを選ぶんじゃないかな。(それとも、特に見ないかな。)
この先未来にどんな影響があるかは分かんないですよ。
大丈夫ってことで、使われているのでしょうけれども。
問題ないですよって、いうことで加工品やらにはソッと使用されてそうだけど。
これから、食糧難とかでは遺伝子組み換えでの病気になりにくい家畜や、お魚、野菜とかはますます増えてはくるのかも。
そんな中で人だけが偉いのか?とも、思うけれども。
今の技術でもこれから生まれる赤ちゃんに何か障害があるかって、両親が検査を望めば日本でだってチェックは出来る。
そのうえで、出産するか、とか出産しないとか。
その位、デリケートで、シビアな問題なのです。
ガンになりません、寿命は長いです!とかね、理論上は可能かもなんですよね。
おまけに、人間の願いそのものでもありますし。
そういう遺伝子操作とか、施して完璧なニンゲンを誕生させたとしても、赤ちゃんのお母さんは我が子を抱くのにどこか躊躇してしまうのではないかしら。
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