勉強は苦手です。
クジラです。
公立の義務教育、公立の普通高校、そして、看護専門学校に通ったのがワタクシの学歴の全てです。
成績は大体中くらい。
どちらもこちらもなく、算数はダメです。
小学校の分数の割り算のテストで引っかかり65点を取ったのを強く覚えています。そのテストは親に見せずにランドセルに隠していました。
英語もやりました。
イマドキほどでないでしょうが、それでも小学生から中学、高校と10年近くも学んでいたというのに、当然サッパリ話せません。
病院には、割と外国の方々が来るものです。
見た目通りアメリカンなバディで男性で膝を悪くしてオペ目的で入院された方とか。
大陸から働きに来て、プレス機で指をプレスした方とか。
やっぱり働きに来て、トラックの荷台から転落して骨折された方とか。
術後に痺れがないかとか、動かすことができるかなど、微妙なニュアンスで確認しなくてはいけないことって多いんです。
でも、英語も中国語もわかるヒトはほとんどいない。
まあ、最終的には身振り手振りでOK?とかってざっくりと確認するのですけれど。
翻訳アプリの入ったMacも病院には一応ありました。
日本語で話せば、中国語など選択した言語に変換してボイスでトークしてくれる。
カッコよかったが残念ながらあまり使えなかった。
『右足の指に痺れはないですか?』って直接話しかけても、
『右足の夕日にシビれたのはいつですか?』みたいに中国語で翻訳されて。
時間がないし、文字入力はめんどくさいので、誰も使用していなかった。
何だろう、学校とか、義務教育ってほんとなんの意味があるのやら。
少なくとも、ワタクシにおいて、算数(数学に至らず)、英語は本当に生きるに不要で未だに役に立っていない。
辺りにいる看護師も大体同じようなものです。
例えば抗生剤の点滴とかって、処方の抗生剤を処方の溶媒にミキシングして、輸液用のラインを接続して、初めて患者さんに点滴できるカタチになるんですけど。
この状態に看護師がするんです。薬剤師さんがやってくれることもあるけど。
薬物は患者さんの体重を見て適当な量で処方されます。
この薬は大人一回普通ひと瓶そのまま。小児は半分とか0.4瓶とか。
小児の患者さん自体が少ないし、そういったひと瓶そのまま行けない処方だと、ワタクシとか計算機を片手に思考停止してみたり。
結局分からなくなって、他のナースに聞いても。
『ええっと、生食10mlで溶いて、そのうち0.4瓶分、4mlで間違ってないよね?汗』
相手も算数苦手さんで、ソワソワする。
いや、もっと難しくて困ることがあったと思うんだけど。
本当は溶かして合計10mlにして、そのうち4mlをミキシングする。
もうさ、義務教育って社会、経済、お金の話をもっとリアルですべきだと思う。
ついでに、早くから健全な男女のお付き合いを推奨してさ。
少子高齢化、お金という生きるのに必要なこと、どっちも少しは改善するかもしれないでしょ。
あと、現場の看護師はさすがにもう少し算数を勉強しなくてはならない。。
配当金の利率も、トータルリターンとかもさっぱりわからない。