ナースの米国株式投資

30代の看護師。兼、米国株式投資しています。

老いて、なお金に執着するのは惨めだ、が。

クジラです。

 

来月五月一日から、新元号の令和になりますねっ。

 

ワタクシは昭和の終わりごろに生まれ、平成の時代に成人となり、ナースとして病棟で働いています。

 

今回五月に令和の時代を迎えるわけですが、今バリバリ働いている方たちはワタクシと同じようなカンジの方が多いと思います。

 

後は、生まれも育ちも平成のワカモノで、もう社会人の方のいますよね。

時の流れは速いですなあ。。

 

さて、今ワタクシの働く病棟の病院の患者さんでは90歳代の患者さんもごろごろいます。

その他もちろん60歳代、70歳代、80歳代の方もいます。

 

ワタクシは整形外科病棟で働いています。

 

整形外科病棟は例えば自宅や施設入所中の方が転倒して、骨折した方などが手術目的で入院するんです。

 

なのでね?

 

他の病棟よりは年齢的には高齢の方が多いんです。

 

そんで、認知症の方も結果多い訳です。

 

そんな、高齢、認知症の患者様でも、人によっては、お金に執着される方がいます。

 

おカネに、執着される方が結構います。

 

特に女性に多いんです。

 

家族の名前や、自分の身の回りのことが自由にできないとしても。

 

『私の銀行のお金を銀行まで連れて行って』

 

『私の大切なカバンはどこ?』

 

『私の財布がなくなった』

 

とかね。

本当に女性に多くて、思えば男性にはこういうのはお見掛けしないです。

 

で、女性の方はなあんにも入っていない預金通帳を抱いていると、安心して眠れる方や、空っぽのお財布を抱いていると心が安定する方がリアルにいるのです。

 

ホントですよ。

 

で、そんなわけでお金に執着される方、特にそうでもない方、などなどがいらっしゃる訳です。

 

実際に、お金が各患者様にどの位あるのかはさておいて、ですけれども。

 

病棟では、基本超忙しくて、手のかかる患者様、自己主張の強めで、ケアを拒否するような患者さんは困った患者さんの分類なのです。

 

昔は、高齢の方は生き字引とされ、敬われる存在でした。

 

歳をとって、カラダの自由が利かなくて、自分のことや、様々なことを忘れてしまってもお金、金、カネ!って言っているのをリアルに見ると、大変複雑な気持ちなのです。

 

 看護師、補助者らは、患者様らを見て、お金がないのは心の底からツラいな、と実感するわけです。

  

ああ、金のナイのは哀れだ、と。

 

いや、お金のことでこんな高齢になってまで不安を感じるって、なんて哀れだ、ですね。

 

でもね、各個人を哀れだと、上から目線で見てるわけではないのです。

 

本当に他人事ではなくね。

 

だって考えてもみてください!

 

今ワタクシは30歳代。

 

で、アナタ様が何歳かはわかりませぬけれども。

 

ワタクシもあなた様も80歳、90歳代までまだ生きたわけではないでしょう?

(すでに、アナタ様が80.90歳代でしたら、アレですが)

 

今が超高齢社会でしょう。

 

で、これから団塊の世代がたくさん亡くなる予定です。

 

多死社会が始まるわけです。

↑一応ワタクシの造語ではなくて、医療看護業界ではそういう時代が来ると、このように言われているのです。

 

今高齢、超高齢の方は戦争を経験し、リアルに人的にも、モノ的にも、当然カネ的にもあと、幸運にも超恵まれたから、高齢まで、生きながらえてらっしゃるのです!

 

なので、ワタクシ、今高齢の方はマジで勝ち組だと言いたいわけです。

 

そして、ワタクシも、アナタ様も今高齢の方に、勝っていない。と言えると思っているのです。

 

ここでいう勝ち負けはもちろん、お金がいずれかがたくさん持っている、とかではなくて、困難な時代をいかに生き抜いていけるかっていうとこです。

 

 

地球上で、前例のない、高齢化に直面し、多死社会を迎えるニッポン。

 

阿部内閣総理大臣は令和の時代を迎えるにあたって言いました。

 

『これから、厳しい冬の時代を迎えますが、一億総活躍社会となって、国民が一丸となって頑張ってください』(みたいなこと言ってた)

 

ニッポンの来期の補正予算は100兆円越え。

人口の減少には歯止めがかからず。

国力は衰退する一方。。

 

悲しいかな、医療の進化で寿命はどんどん延びては、います。

 

お互いを、弱きを助け合うのが日本社会です。

、ですが、日本ていう国にお金がない状態になった将来にね、歳を取ったワタクシや、アナタ様を国はどれだけ支えてくれるかな?

 

えっ、支えてっていうか、支え切れないでしょうと思う訳です。

 

なので、上から目線で高齢の方を見るのではなく、『惨めだなあ』と自分で自分を思うことの無いよう、多分リアルに超困難な時代を生き抜いていきたいと思う訳です。

 

もちろん一概には言えないですけれども。

 

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