ナースの米国株式投資

30代の看護師。兼、米国株式投資しています。

金で命が買えるかもなら?

クジラです。

台風24号のせいで庭のツゲの木の風通しがとてもよくなってしまった。。

 

今日は夜勤明け。

2018年ノーベル生理学.医学賞にオプジーボ実用化に貢献した本庶氏らの受賞が決まったのですね~。

おめでとうございます~。

 

オプジーボとは、がん治療薬の新種。

がん細胞は実は誰の体でも毎日作られている。

けど、大抵は免疫細胞がやっつけてくれるから、がん化しないでいられる。

今回のオプジーボはこの体の免疫にかかわるところに作用して抗がん作用がある。

PD-1ていう分子は免疫細胞にブレーキをかけちゃうところ。ここの動きを抑え、免疫がきちんと作用するように働きかけることでオプジーボは今まで余命何年とかいうがんの縮小が見られるの。

 

2014年から、国内外で皮膚がん、肺がん、腎臓、胃など様々ながんへの治療薬として承認されている。

 

そんで、このオプジーボはお高いことでも有名。

例えば体重60㎏の肺がんの患者さんで一年使ったら、3500万円かかるみたいになっていたの。(最初はね。)

なんでも、新薬で換えが利かない場合は、開発、製造費を患者さん数で割ることになるのでこんな高くなってしまっていたらしい。

 

今は、その決まりを国が変更したため、今年の11月からは当初の三分の一以下の年間1090万円まで抑えられている。

 

これって、この値段から健康保険が効いても、マジにお高いよね。

 

クジラはね、外科病棟で働いていたこともあるのです。

そこでは色んながんの患者さんがいらっしゃったけれど、人によってはナントカキノコのがんに効くといわれている一本一万円の飲み物とかいろいろお試ししていました。

 

効果があったような方はお見掛けしていないけれど。

 

でも、だから、今回のオプジーボはほんとにすごい治療法なんだよね。

 

ただ、効果があるのはがんの患者さんのうち2~3割と言われていて、まだその選別はできないのです。

 

なので、『お願い、効いて~、ほんとに効いて~』って効くかどうかは使ってみてって状況では今もあるの。

 

患者さん、ご家族からしたら本当に祈るようにして、でしょう。

がんって診断されたご本人、ご家族は治療に関してはできうる限りを望むし、そりゃ当然だものね。

これから、超高齢化がどんどん進んで、当然がんと診断される方も増えてしまうわけだけど、昨今の災害なんかの暗いニュースに比べたら健康寿命を延ばす!って、

 

ラクルなニュースだけど、やっぱりこうして命に関してもお金がモノをいうような状況なのよね。

 

超~お金持ちでも適用でなかったり、効果が期待できない可能性はありますが。