ナースの米国株式投資

30代の看護師。兼、米国株式投資しています。

普通であること。フツーでないこと。

クジラです。

明日はクジラの担当の一年生看護師と一緒の夜勤です。

一年生さんは2回目の夜勤です。

彼女には通常夜勤で受け持つ半分を受け持ってもらって、頑張ってもらおうと予定しています。

大丈夫かな~、心配だな~。

 

うちの病棟には4月からの新卒の看護師が4名入職しており、それぞれのペースで仕事を行っています。

それぞれの仕事の差が、つき始めているとも言えます。

 

新卒の看護師が病棟に就職する際には、おおよそ一年程度をかけて、夜勤業務をこなせるようになる、というのがボーダーラインとして引かれています。

 

最初は、病院に慣れる。自分の体調管理を行う、とかっていう基本から一つずつクリアしていってもらう。

次は日勤の業務を出来るようにする。

受け持ち人数を増やす。

手術患者さんを受け持ってもらう。

夜勤業務を見学で行う。

夜勤を一人前に受け持つことが出来る。

 

もちろんこれが全てではないですが、現場では一人の看護師として、どこまでつかえるか、という目線としているところが事実あります。

 

 

そして、夜勤業務ができないところで、個人の伸びしろがいっぱいになることもあります。

 

クジラの病棟にも、3年目に来年はなるけれど、夜勤業務までは至らなかった子もいます。

病気などではないけれども、特に診断もついていないけれど、発達障害の一つらしい。です。

 

注意を受けても、それが響かず、イマイチ反応が良くない。

注意される理由が理解できず、活かせない。

相手の立場に立って、対応ができない。

とかね。

もちろん病気ではないけれど、看護師として働くには、結構地合いが良くないような。

というか、致命的でもあります。

 

リアルに人様の命を預かる仕事だから、無理もさせられない。

でも、同期の子はおろか、後輩よりも仕事ができないという事実に本人が気が付いていない訳がない。

 

後は看護師って、お金をたくさんもらっている、高給取りのような印象ってありますかね?

ないでしょう。

ホントにね、看護師の基本給ってお安いから。

それに夜勤手当がついてナンボですから。

日勤オンリーの看護師の給料って、とんでもないでしょうね。

そういった面でも、苦しい状態ばかりが続いていると思います。

 

もちろん、看護師長さんはじめ、スタッフは様子を見ながら、フォローしながら同じ職場で働いています。

働くスタッフ目線としては、どこまでを個人にまかせるか、どこからを請け負うか?みたいなところです。

いずれにしても多忙ですから、あの子だけ仕事量が少ないとか、尻拭いさせらているなどのもや~っとしたストレスはゼロではありません。

 

上司的目線では医療事故が起こらないように安全に仕事ができているか?そして、仕事による負荷がかかりすぎていないか、が大きいようです。

労災の最悪のケースとかになったら、最悪でしょう。

 

本人と相談しながらどこかで妥協といい着地点を模索している段階です。

 

でもね、人生は長いし、仕事は看護師だけじゃないし。

それこそ、クジラよりずっと若いのだから(笑)、なんかほかに探してみてもいいんじゃないかな、と思います。

 

まあ、上司であれ、スタッフであれ、今踏ん張っていることを否定すると受け止めかねられないので、こちらからは言えないことです。

本人が納得することです。いずれにしても後悔しないように。