餅が詰まったら。
クジラです。
病院でも、年末12/31は年越しそばが出ます。
1/1の朝はお雑煮が出て、おせち風のメニューです。
黒豆、お煮しめ、栗きんとん、昆布巻きとかですね。
味のほうはどうか知りませんが、そんな感じです。
で、餅なんですけど。
毎年あるじゃないですか餅をのどに詰まらせて救急搬送されるっていうやつ。
病院では、年末に各病棟で患者さん一人一人の餅リスク(笑)をチェックしています。
それで、普通餅OK. 普通餅微妙、普通餅ヤバい。
と分別していきます。
問題ないヒトは普通の餅入りのお雑煮。
微妙なヒト(餅の嚥下に関して)は白玉的な詰まりにくい餅のお雑煮。
ヤバいヒト(餅の嚥下に関して)は餅ナシ、のお雑煮。
ごはん別添えみたいな感じです。
そもそも、嚥下に問題のあるヒトにはおかゆ、刻み食、ミキサー食と食形態は設定されていて、餅リスク判定圏外です。
餅はそもそもムリです☆とね。
病院では餅は元旦のお雑煮の際だけですね。
三が日まではお祝い御膳的なナントカのテリーヌとか白身魚のナントカ焼きとか、キモチ華のあるメニューです。
美味しいかどうかはアレですけれど。
毎年お餅をのどに詰まらせて死亡するヒトいるでしょう。
餅などをのどに詰まらせて搬送されるのが東京都だけで年間100人くらい。
で、当然1月が一番多くて、中でも元旦が一番多い。
餅の窒息で死亡したヒトの人数は統計とってないみたいだけど100人のうち、死亡確認されるのが10~20%です。
そのまま10~20人は東京だけで餅が詰まって窒息死なのよ。
60歳以上が特に群を抜いて多い。
『わしゃ~まだ、まだまだイケるぞい』
って、言っていても飲み込む力が弱かったり、お祝い酒を飲んでいて普段より更に油断があったりするんだろうね。
高齢単身独居のヒトが増えるから毎年この死因は増えていくだろう。
☆高齢者で餅リスクがそもそも高い。
☆誰も見守ってくれるヒトがいない。
でも、これはいわゆる、
ピンピンコロリではないか?
そんな、ワタクシは餅を詰まらせたことはないけど、大玉の飴をのどに詰まらせたことはある。
セルフで背部叩打法実践にて生還しました。
なので、お餅はよく噛んで、気を付けてね☆
細かくして、食べてね。欲張って大きく口に入れるなよ?
そして、一人では食べるなよ?
※病院では万一にも餅とかを詰まらせることがないように十分監視をしています。
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