日本の社会保障についての研究もしてはくれまいか。
クジラです。
がん治療薬オプジーボの開発に携わり、ノーベル医学生理学賞を受賞した、本庶さんが、先日『2030年か、いつになるかは、わからないが、癌は持病となるだろう』と講演されていました。
持病って、高血圧とか、高脂血症とか、骨粗しょう症とかそういう高齢の人が致命にはならないけども、一生ある程度お薬とかでお付き合いとしていくやつってことですかね。
ただし、若者であればあるほど、癌(悪性腫瘍)を発症したばあい、進行は早い。
から、急いで、全力で治療が必要。
で、例えば90歳代とかで、癌が見つかりましたっていう場合もあるけど、進行自体はゆっくりなんですよね。
直接的に今すぐ何かしなくちゃいけないような状態でなければ、『高齢ですし、経過を見て必要に応じて治療をしていきましょう』
見たいな感じなのですよ。
寿命と、癌がヤベェ状態になるまでの時間を天秤にかけて。
※治療して、少なからず体にダメージを受けて、そんで寿命を迎える、か。
※経過観察をして(治療はしないで)もともとの、寿命を迎えるか。
本人、ご家族の意向もあるけど、特別癌でも即治療を必要としないような場合には大体が経過観察を選ぶんでないかな。
あとは、出来れば入院しないで済む内服治療くらいはするとしても。
逆にどうにもこうにも、何とかしないといけないっていうパターンもある。
例えば胃癌で噴門部(胃の入り口)の癌とかだったら、癌がもっこりしちゃって胃の通り道をふさいでごはんが食べれなくなったりするのですね。
したら、手術で取り除くか、ステントっていうパイプみたいな人工物を胃に入れてひとまず食べ物が通過できるようにするか。
このいずれも体調が良くなくて不可能な場合、胃ろう(おへそより上辺りに胃カメラで胃に穴を開ける。で、専用の胃ろうのチューブを付ければ、そこから経管栄養が出来る)
ただしこの場合は、口からはもう食べられない。
すんばらしい、ノーベル賞を取った方のいう持病は最もです。
でも、薬が効かない、もう手術で取り除くしか方法がない(場所的に)とかっていう、ケースもあると思うのよね。
これから先も。
一定数、先進的な治療の恩恵を受けられない状態の患者さんは絶対にいるのよね。。
本庶さんが言っているのは、つまり、死亡診断書に死因としてどこどこの癌って書かれる人は減るっていうことなのですよね。
後の高齢の方は癌が持病にあるけど、死因は老衰っていう寿命でした。っていう形になるだろうってことなのでしょう。
つまるところ、癌で死亡する人数は統計的に減り、寿命は延びるってことです。
2019年の社会保障費(予算)が一兆円増の34兆円になるそうです。
このうち、医療費はすでに圧縮の圧縮の圧縮を(笑)してます。
生活保護の基準の見直しなどもされるそうです。
自分も含めて、死にたくないし、長生きをしたい。
出来れば、健康な状態で!
でも、なんだか、とても複雑なところですねぇ~。
オプジーボ、自由診療でもいいからとりあえず使ってほしいっていうお金持ティな人も多くいるようで。それは自由診療だからいいけど(良くはない)
いい薬が開発される→病気がやっつけられる→寿命が延びるかもしれない?
一概には言えないでしょうけど。
生きることってのは生き物の本能とかそういうものでしょうし。
ちなみにね、90歳、100歳過ぎてもお産以外病院にかかったことないっていうような方(女子)って、実際にいるけど、そういう方は遺伝子レベルで長生き確定のヒトだと思う。
(癌にならない遺伝子、とか、特別頑丈な内臓とかそういう感じよ)
どこかの国で、長生きの人の遺伝子の研究もしているんじゃなかったかな。
良く知らんけど。
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