ナースの米国株式投資

30代の看護師。兼、米国株式投資しています。

数年後には絶滅する職種

クジラです。

ボーナスが出ました。

健康保険、厚生年金、社会保険などが引かれるのが気に食いませんが。

 

うちの病院は企業系列の一つの病院なんです。

 

ありがたくも、ボーナスをいただく際にはお言葉をいただきました。

他所は赤字の病院とかも、多いそうです。

そうなると、実際にボーナスはやっぱり減らされているそうです。

 

うちの病院はうまいこと患者さんを回転させて、黒字で頑張っているようです。

 

さて、看護師は絶滅しませんが、助手さんはリアルに絶滅の危機にあるっぽいです。

 

助手さん(補助者さん)は看護師とおんなじような勤務形態で、夜勤もあります。

 

だいたい毎日、日勤も、夜勤も一人助手さんが各病棟に努めています。

 

お茶を配ったり、入院患者さんのベッドを用意したり、掃除、片付けからなんでもします。

もちろん、患者さんの体を拭いたり、お風呂の介助をしたり、おむつの交換とかもします。

資格は何にもなしでOK.

各々の病院や、病棟その他職場でやることも、勤務の形態も全然違うと思う。

 

看護師はまだ、誰か一人ぐらい日勤であれば一人休んだって、その分他のスタッフに負担を増やすなりしてカバーできるからね。

 

補助者の日勤勤務はもともと一人っきりの勤務予定だから、基本体調が悪くても、這ってでも勤務するくらいの感じよ。

リアルに風邪でも休めないアナタへ、ですよ。。

 

各場所によってやることは全然違うし、汚物を取り扱ったりもするし、とは言え人間相手のサービス業だから、神経を使うし、夜勤もあって、体に悪いし。

 

その割にお給料は安いし。

無資格で、体が大丈夫で、夜勤もソコソコ頑張れればそれなりにお給料はもらえるけど。

例えば子供がいるおばちゃんとかだと実際この勤務形態はきついようです。

 

ほとんどの補助者さんは単身、独身、世の中のあらゆる垢をを呑んでます的な経験値の(ような年代)の方が多い。

 

思えば、看護師は看護師賠償保険みたいのがあって、患者さんの何かを壊したとか、傷つけたとかに金銭で保険金対応できるけど、補助者さん、こういうのないな。

 

まあ、各部署の幹部が負うんだろうけど、仮に死傷事故って場合、とても負いきれないよね。

 

つまるところ、仕事はきつくてごちゃごちゃしててめんどくさい覚え事が多くて、安くて、微妙で危険なお仕事なのです。

 

医療の現場に立ちたいなら、介護福祉士の資格を取ってはどうなのよ、っていう感じ。まあ、それはそれで大変だし、お給料もけっしていい訳ではないようですけど。

 

そんな補助者さんは当然新卒からくるような子は滅多にいません。

 

よほどの変わり種とかくらいです。

体力があってそこそこ無資格で稼ぐっていうなら、若い子にはまぁまぁもってこいだけど。

 

なんせ、先が見えないですから。

10年後、いや5年後はうちの病院ももう採用していないかもです。

実際に数年前までは確実に日勤にいたのに、人手がなくて今は補助者不在の日勤とかも普通にあります。

その分、看護師が仕事をカバーしています。

そして、やろうと思えば、カバーが出来るお仕事なんですよね。

 

助手の仕事を有資格者の看護師にやらせるとは何事かという意見も無きにしも非ずですが。

もう日本中で不足していて、補助者の募集をかけても人員がいないのです。

例え、高給にしたとしても、ぴちぴちの活きのイイのはかかりません。

 

なので、現場としては、いないものとして、現場を回していくほうへ舵を切っています。

 

そういった、経年による変化を感じている補助者さんにはケアマネージャーなど、資格取得を目指している方もいます。

自分で先を考えないとヤベエ状態だって。

 

そうそう、一年生の看護師さんも、ボーナスをもらっていました。

当然、口座振り込みで、振り込みの通知書を見ているわけですが。

 

ボーナスは基本給の何倍とかいうものですが。

休憩室でキャッキャウフフと、振り込み通知書を見せ合いっこしてる子もいました。

 

一年生のボーナスを見て、主任さんが、

『一年生でこのぐらいなんだ~、このぐらいもらえたらいいよね~』

と言っていましたよ。

おわかりですか?

多分、ワタクシとかの世代の基本給よりもきっとずっと高く切り上がっているのです。

 

看護師が集まりにくい、貴重な存在ですからきっとそれが顕著なのでしょう。

 

各自の能力以前のレベルで。

 

でも、ボーナスが基本給の何倍ってね、実際には基本給の2倍もないんですよ(笑)

 

でもまあ、うちの病院にはそのくらいの利点が無くては、新人看護師は集まらないってことなんでしょう。

 

例え、数年後には大半の新卒ナースがよそへ旅立つという現実があっても。

(補助者さんにも当然ボーナスはあります)

 

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